サイバー耐性レポート2023
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October 10, 2023 / 4 分の所要時間
2021年から2022年前半にかけて、サイバー保険とE&O保険市場の引受厳格化が進み、お客さまのサイバー成熟度の進展に影響を与えたようです。
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本レポートは、サイバーリスク、オペレーショナルリスク、サプライチェーンリスク、内部者リスク、風評リスク、システミックリスクという6つのリスクテーマについて、企業のリスク成熟度を同業他社と比較評価し、サイバーリスク管理に関するより良い意思決定を支援するための経営者向けのガイドとなっています。
システミックリスクの管理が保険業界にとって最優先事項として浮上してきた背景には、システミックリスクは深刻かつ広範囲に影響を及ぼす可能性があることが、重大なサイバー攻撃により鮮明になったためです。
サイバー脅威により、サプライチェーンリスクが何倍も複雑化しています。企業を防御する上で不可欠となるサプライヤーリスク管理は、9つの領域の中で最も低いCyQuスコアとなりました。
サイバー攻撃は株主価値を損なう可能性があります。しかし、サイバー攻撃が原因で、すべての企業が株主価値を失うわけではありません。調査結果によると、サイバー攻撃発生後の株主価値への影響度は、市場平均を上回る平均18%増、総額4,450億ドルであると17社が明らかにしました。
保険会社は2022年に、オペレーショナルリスクに関する管理体制に重点を置き、お客さまもそれに合わせた対応を行いました。ランサムウェア攻撃によるデータ漏えいは短期的に減少したものの、2023年第1四半期には増加し、フィッシングやスピアフィッシングによるリスクが高まりをみせました。
悪意ある攻撃者は、人間が誤りを犯しやすいことを知っています。2022年には、40%の企業がセキュリティオペレーションセンター(以下SOC)の管理体制に不備があると回答し、内部者リスクの悪化を招いています。