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News From Aon
 

2021年8月



                                  

Respecting the Grey Swan

よく知られている「ブラック・スワン」イベント※1と同様に、「グレイ・スワン」※2イベントも企業に大きな影響を与える可能性があります。事前予想が難しいブラック・スワンとは異なり、グレイ・スワンは事前予測が可能なロングテール・リスクです。予測できるものの、その事象が起きる可能性は低いと考えられているため、企業はこれまで、グレイ・スワンへの備えに注力していませんでした。

この度エーオンは、Pentland Analytics社と共同で「Respecting the Grey Swan」レポートを作成しました。このレポートでは、危機がレピュテーションや株主価値に与える影響の詳細について説明し、非常に不安定な世の中において、組織がリスクや難局に対するアプローチを再度検討する必要性を強調しています。

9.11、2008年の金融危機、そして最近ではCOVID-19のパンデミックなど、過去に例を見ない出来事は、その影響の大きさ、見過ごされた多くの警告などから、”グレイ・スワン現象”とみなされています。本レポートでは、過去40年間に発生した300件の企業に危機をもたらしたイベントのデータを分析し、グレイ・スワン現象が株主価値に与える影響を検証するとともに、回復の要因を明らかにすることで、危機が世界の企業にとって依然として大きなリスクであることを強調しています。


本レポートでは、組織がレジリエンスを高めるために注力すべき3つの分野を紹介しています。

- 広範なリスク評価を通じて、リスクの状況を再構築すること
- リスクへの備えと危機管理に重点的に投資することで、影響の深刻さを認識すること
- 理解を行動に移し、対応力と俊敏性のある企業文化を醸成すること


※1ブラックスワン
市場において事前予想が難しく、起こった時のインパクトが大きい事象のこと

※2グレイスワン
市場において予想可能かつ重要であるものの起こる可能性があまり高くない事象のこと

 

レポート本編はこちらのリンクからご覧ください。(レポートは英語となります)

 


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