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注)このリリースは、Aon plcが米国(シカゴ)の現地時間2023年2月28日に発表したプレスリリースを日本の報道機関向けに翻訳したものです。英文プレスリリースは、こちらをご参照ください。なお、本資料の正式言語は英語であり、その内容・解釈については英文プレスリリースを優先します。
 

報道関係各位

2023年3月15日
 

社員のウェルビーイングを改善すると、
企業業績が少なくとも11%、最大で55%向上することが、
エーオンのグローバル調査で明らかに

 

*ウェルビーイング(Wellbeing):身体的な健康のみならず、精神的・経済的・社会的なあらゆる側面から本人の状態をはかり、その状態の向上をめざす考え方
 

ウェルビーイング施策の優先順位を高める組織

2023年2月28日 - 世界有数のプロフェッショナル サービス企業であるAon plc(NYSE:AON、以下エーオン)は本日、2022-2023年のグローバル ウェルビーイング調査の結果を発表し、その中で、社員のウェルビーイング要因を改善すると、企業業績が少なくとも11%、最大で55%向上することが判明したと明らかにしました。ウェルビーイングと持続可能なワーキングライフには相関関係があり、企業業績にも影響を与える可能性があるといえます。ウェルビーイング全般、ウェルビーイングの文化や風土、ウェルビーイング施策の実績、ウェルビーイングへの予算配分において社員の満足度が高いほど、持続可能なワーキングライフにつながる労働回復力、俊敏性、帰属意識のスコアは高くなります。

エーオンが1,100以上の組織を対象に行った調査によると、企業はこの問題を認識しており、対策も講じたい考えで、ウェルビーイング施策の優先順位を高めていることもわかりました。回答者の3分の2近くが、2020年以降、ウェルビーイングが自社にとってより重要になったと回答し、半数弱がこの間に社員のウェルビーイングの優先度が高まったと回答しています。

少なくともひとつのウェルビーイング施策を実施している企業は87%で、これは2020年の調査結果から変化はありませんでしたが、ウェルビーイング戦略があると回答したのは2020年には55%だったのに対し、83%という結果となりました。

ウェルビーイングは、組織における人材戦略のカギとなります。人材と業績へのアプローチとして確立されたウェルビーイングの枠組みは、適切な人材や機会、帰属意識を調和へと導き、個人、チーム、経営陣、組織、コミュニティに健全な状態、回復力、持続可能性をもたらします。

エーオンのヘルスソリューション担当シニアバイスプレジデントであるステファニー プロンクは、「企業は、インフレや世界的パンデミック、働き方の変化、地政学的紛争によって高まる不安定さや不確実性に直面していますが、今回のグローバル ウェルビーイング調査は、企業がこれまで以上にウェルビーイングに注力していることを明らかにしている」と語っています。「企業は、社員のウェルビーイングへの取り組みを支援と財政投資の両面から強化することで、レジリエントな職場を構築しており、これは人材の獲得と維持にも役立っています。ウェルビーイングは一部の人に限られたことではありません。社員の多様なニーズに対応するように設計されたウェルビーイング施策は、組織に大きなインパクトを与えることができます。」

世界を見ると、43%の企業がウェルビーイングへの投資を増やしたと回答していますが、その他のほとんどの企業は投資を据え置くか、投資を再重点化したと言っています。ウェルビーイングへの資金配分はさまざまで、約半数の企業が福利厚生費の2〜5%をウェルビーイングに割り当てています。
 

今回のその他の調査結果は以下の通りです。

  • 社員のウェルビーイング施策は、2020年以降その有効性の認識が高まり、42%が自社の施策を卓越しているまたは平均以上と評価しており、2020年の22%から増加しました。 
  • ウェルビーイングを企業文化その他のビジネス戦略に戦略的に組み込んでいる組織が増加しています。ウェルビーイングを全体的なビジネス戦略や人材戦略に全体的または部分的に組み込んでいると答えた企業は80%にのぼり、2020年比で13%増加しました。またそれらの企業は、DEI、環境、社会、ガバナンス、総合報酬をウェルビーイング戦略に組み込んでいます。
  • 組織がウェルビーイングをどの程度重視するかによって、経営陣からのサポートの度合いが変わってきます。回答者のうち、経営陣が、積極的にも消極的にもウェルビーイングの取り組みを支援していないと感じている人はわずか3%でした。


エーオンは、2022年8月から11月にかけて、世界的なマーケット調査会社であるIPSOSと共同で、世界46カ国、多業種における1,100社以上の人事・福利厚生担当者を対象に調査を実施しました。エーオンの2022-2023年グローバル ウェルビーイング調査の調査結果はこちらをご覧ください。

ウェルビーイング施策が組織のパフォーマンスに与える影響について詳しく知りたい方は、2020年グローバル ウェルビーイング調査にアクセスし、ポッドキャスト「On Aon」のエピソード6(英語のみ)をお聴きください。

 

エーオンについて
Aon plc(NYSE: AON) は、世界中の人々の生活を守り豊かにするために、皆さまを価値ある決断に導くビジネスを行っています。エーオングループでは世界120以上の国と地域のお客さまに対し、ビジネスを守り育てるために、明確な根拠と自信を持ってより良い意思決定を下せるよう、アドバイスとソリューションを提供しています。

本件に関するお問い合わせ
エーオンホールディングスジャパン株式会社 広報総務部
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