Japan
News from Aon

2020年3月9日

AonはWillis Towers Watsonと共に
お客様のためのイノベーションを加速します



-   Aon UnitedとWillis Towers Watsonの成長戦略を統合することで、お客様に提供している両社のイノベーションを加速させます
- お客様にとって優れた成果をもたらすべく、多様な経験を持つ社員が価値観を共有して取り組みます
- すべてのステークホールダーに対して提供する新たな価値創造にそれぞれの持つ能力を最大限に活用します
- 長期的な財務的目標として5%あるいはそれ以上のオーガニックな収益の伸びと二桁台のキャッシュフローの成長をめざすことを継続し ます
- 統合初年度に調整後EPSを伸ばし、税引前$800mの統合シナジーを完全に達成した際には10%台後半の調整後EPSを達成します
- 統合後2年目にはフリーキャッシュフローをブレークイーブンに、統合シナジー達成後には10%超の伸びをめざします
- Willis Towers Watsonの株主はその所有する一株についてAonの株式1.08株を所有することになります。これはWillis Towers Watsonの2020年3月6日付け同社株価をベースとすると16.2%のプレミアムになります
- 統合シナジー達成による$10bnの価値上昇効果を加える前、統合作業等に関するコスト負担の特別損失を含んだベースで統合会社の暫定ベースの市場価値は$80bnを見込んでいます

 



Aon plc (NYSE:AON) と Willis Towers Watson (NASDAQ: WLTW) は本日、すべて株式交換による両社の統合をし、$80bnの市場価値を持つグループとすることの最終合意に至りました。
「Willis Towers WatsonとAonの統合は、人、リスクそして資本のすべての面においてお客様により良いサービスを提供するための将来に向けた私たちの当然の次のステップと言えます。イノベーションをより迅速に起こして大きな価値を生み出す機会を統合チームに提供することにより、その歩みをより加速させます。(Willis Towers Watson CEO John Haley)」

「この統合は、お客様、社員、ビジネスパートナー、株主、すべてのステークホールダーにとって、よりよい結果をもたらすことができる、イノべーティブなプラットフォームを創造します。私たちのリスク、リタイアメント、ヘルスビジネス分野における世界随一の専門的な経験と知見は、まだ十分に手当てされず、これからも注目を集めるであろう、サイバーリスク、運用委託、知的財産権、気象変動、医療といった問題に、より効率的な資本の手当てを可能とするソリューションを加速的に生み出すことができるでしょう。(Aon CEO Greg Case)」

戦略的意味
•    二つの相互補完的な事業を統合し、お客様のニーズにより的確かつ迅速に対応できるテクノロジーに裏打ちされたプラットフォームを造ります。両社はともに、データに基づいた洞察がお客様にとっての価値創造の源泉であることを確信しています
•    Aon UnitedとWillis Towers Watsonの成長戦略を拡大し、さらに加速する機会になります。新会社の経営陣は大規模で複雑な統合にいかに対処するかについて多くの経験があり、新会社はお客様の価値創造にはじめからフォーカスいたします。新会社は社員人材の育成開発が重要であること、「ひとつの会社」としての成長戦略の有効性について、そしてそれらを新会社でも進めていくことの重要性を理解しています
•    統合後初年度の調整後EPSを伸ばし、フリーキャッシュフローについては税引前$800mの統合シナジーの達成後には10%以上の拡大をめざします。2020年のWillis Towers WatsonとAon UKの2020年3月6日の株価をベースにブレンドした両社の収益率によれば、税引前統合シナジー効果が達成され、$2bnの統合関連の特別損失を控除したベースで$10bnの市場価値を株主にもたらします
•    長期的な財務的目標、5%あるいはそれ以上のオーガニックな収益の伸びと二桁台のキャッシュフローの成長を目指すことを継続します。2019年ベースで両社統合でおおよそ$20bnの収益、$2.4bnのフリーキャッシュフローの事業となります。統合会社は統合直後から5%前後あるいはそれ以上の収益の伸びを実現し、長期的には二桁台のキャッシュフローの成長を目指すことが可能です
•    強固なバランスシートと ROIC(投資資本収益率)に基づいた規律的なキャピタルマネジメント。強力なキャッシュフローは特に収益率の高い成長分野やお客様にご活用頂くイノベーション投資に傾注することを可能とします。新会社は現在のAonの信用格付けを維持することを約束します

組織とガバナンス
新会社はAonという名のもとで、リスク、リタイアメント、ヘルス分野にフォーカスした先進技術を活用した第一のグローバル・プロフェッショナル・サービス・プロバイダー会社となります。
Aonはその事業会社本社を英国、ロンドンに置きます。John HaleyはExecutive Chairmanとして成長とイノベーション戦略を進めてまいります。新会社はGreg CaseとAonのChief Financial OfficerであるChrista Daviesが、両社の強みや能力を総合する経験豊富で実績のあるリーダーシップチームとともに率いてまいります。新会社の取締役会はAon、Willis Towers Watsonそれぞれの現在の取締役から割合に応じた人数で構成されます。

取引について
両社の取締役会それぞれにおいて全会一致で採決された合意にしたがって、Willis Towers Watsonの株主は一株当たりAonの株式1.08株を得ます。Aonの株主は取引完了直前に保有する株式と同数の新会社の株式を保有します。統合完了時には新会社の株式について、Aonの株主はおおよそ63%、Willis Towers Watsonの株主はおおよそ37%の株式を完全希薄化したベースで保有することになります。

Aonは年度ごとのシナジーとその他のコスト削減効果を統合3年目で税引前$800m実現することを想定しており、そのことでイノベーションと成長に重要な投資を継続することができると考えています。収益面でのシナジーについても期待されますが、この統合シナジーには含まれていません。主要なシナジー効果、コスト削減については次の分野で見込んでいます。

•    オペレーションプラットフォーム、Aon Business Servicesを新会社で活用することを含めた事業部門や事業支援部門の統合により全体の73%を見込みます
•    テクノロジー、不動産、各種調達などのインフラの統合により27%を見込みます

統合初年度に調整後EPSを伸ばし、税引前$800mの統合シナジーを完全に達成した際には10%台後半の調整後EPSを達成します。Willis Towers WatsonとAonは統合初年度に$267m、二年目に$600mまで、三年目に$800mまでのシナジー達成を予定しています。フリーキャッシュフローについては二年目にブレークイーブン、統合シナジーの効果が完全に発揮されれば10%の増加となります。2020年のWillis Towers WatsonとAon UKの2020年3月6日の株価をベースに両社をブレンドした収益率によれば、税引前の統合シナジー効果が達成され、$2bnの統合関連の特別損失を控除したベースで$10bnの市場価値を株主にもたらします。


長期的な財務的目標
5%あるいはそれ以上のオーガニックな収益の伸びと二桁台のキャッシュフローの成長を目指すことを継続します。そして現在のAonの信用格付けについても維持いたします。
統合は2014年アイルランド会社法第1章第9部によるWillis Towers Watsonとその株主にあいだの裁判所によるスキームオブアレンジメントにより実行される予定です。

Aonの株主総会召集通知に示されたAonの再編は、この統合前に完了し、統合時にはAonグループの親会社はアイルランド法に準拠する公開株式会社に再編される予定です。召集通知に示されるとおり、この再編は、なかんずく、UKの裁判所によるスキームオブアレンジメントが実行されることが前提です。この再編によるアイルランド会社の取締役は現在のAon UKの取締役と変わらない予定です。

この統合は両社、Aon Ireland、Willis Towers Watson両社の株主による同意ならびにその他関連当局による承認などが満たされることが条件です。これら条件が満たされ統合が正式に完了するのは2021年前期と想定されています。


※以上の内容はエーオングループ本社から配信されているオリジナル(英語版)の参考抄訳となります。本件の全容および詳細については、以下リンクよりオリジナルのプレスリリースをご覧ください。

 

<プレスリリースPDF> 
Aon to Combine with Willis Towers Watson To Accelerate Innovation on Behalf of Clients​
 


Aonについて
Aon plc(NYSE:AON)は、リスク・リタイアメント・ヘルスに関して幅広く専門的なソリューションを提供するグローバルサービスカンパニーです。エーオングループでは世界120カ国で50,000人の社員が、独自のデータと分析による知見の提供で、お客さまのリスクを低減しパフォーマンスの向上に貢献しています。