『震災後のメンタルヘルスケア』セミナー
共催: エーオンジャパン株式会社 | 日立ヒューマンキャピタル損害保険会社
東日本大震災発生から約1ヶ月半、被災された方はもちろん、被災地以外の職場でも、震災や原発被害のニュースを毎日見聞きする中でストレスや疲労から体調を崩されるケースが増えているようです。エーオンジャパンでは、日立キャピタル株式会社メディカルアドバイザリー室長の山口律子氏を講師にお招きし「震災後のメンタルヘルスケア」セミナーを実施しました。災害時における職場での従業員メンタルヘルスケアに関する知識と具体的な対処方法についての理解を深めていただく機会として、企業からは人事部門およびラインの管理監督者のみなさまにご参加いただきました。
職場における災害時のメンタルヘルス
セミナー前半では、冒頭に、災害時に見られる『急性ストレス反応』の説明と典型的な症状に関する解説が山口講師から行われました。続いて、業務に関する配慮や部下をケアする際のポイント、セルフケアの方法、危機介入のシステムづくりを含めた事業場の対応などについて、事例を交えた分かりやすい説明が行われ、参加者の方々の熱心に聞き入る姿が目に付きました。
セミナー後半の質疑応答セッションでは、従業員のうつ病対策を始めとする職場でのメンタルヘルスケア全般について参加者と講師との間で幅広い意見交換が行われました。
最後に、各参加者からひと言ずつフィードバックをもらってセミナーを終了しました。「ストレスが原因で体調不良 気味の社員にも自然に接することができるようになりそうです」、「うつ気味の社員に対する具体的な対応方法がわかり大変勉強になりました」など、参加者からいただいたフィードバックは概ね好評で、セミナーの2時間を非常に有意義として使っていただけたことが伺えます。良い機会を提供することができたことを主催者としても嬉しく感じています。
今後のセミナー実施について
第一回目の本セミナーに対する好評の声を受け、エーオンジャパンおよび日立キャピタル社では、今後も継続的に同じようなテーマでセミナーを開催することになりました。セミナー日程については、本Webサイト（http://www.aon.com/japan） のトップページで随時お知らせします。
実施概要
第一回「震災後のメンタルヘルスケア」 セミナー
共催: エーオンジャパン株式会社 | 日立キャピタル損害保険株式会社
日時: 2011年4月19日（火）14:00 – 16:00
場所: エーオンジャパン本社会議室
講師: 日立キャピタル株式会社 メディカルアドバイザリー室長 山口律子
参加費: 無料
主な内容
講師
山口 律子
NPO法人MDAジャパン（Mood Disorders Association = うつ・気分障害協会）代表
日立キャピタル株式会社 メディカルアドバイザリー 室長 保健師 うつ病学会評議員
1988年東京都特別区入庁 都内の保健所に7年間勤務。95年MDAにレジデント研修。家族心理教育プログラム、気分障害の心理教育プログラムを学ぶ。96年米国サンフランシスコのヘイトアシュベリーメディカルクリニックにて在宅AIDSケア、薬物依存ケアプログラムレジデント研修。その後、米国（財）野口医学研究所、横浜市総合保健医療センター精神保健部リハビリテーション科精神科デイケアに勤務。2001年MDAを設立。うつ・気分障害の当事者と家族の支援活動を始める。
MDAの新しい試みは各メディアに注目され、「福祉ネットワーク」「ETVワイド」（NHK教育テレビ）や「ガイアの夜明け」（テレビ東京ほか）などに出演し、大きな反響を得ている。また、講演の依頼も多く、年間100本という精力的な活動の日々を送っている。
著書: 「会社力」がうつから救う、「家族力」がうつから救う （宝島社 ）
日立キャピタル損害保険株式会社
日立キャピタル損害保険株式会社は、1994年の創業以来、日本における長期の所得補償保険の先駆会社として、勤労者の暮らしを守る保険の開発と普及に努めている。世の中の変化やお客さまのニーズに対応した特色のある質の高い保険商品を提供する会社として、「ナンバーワン１」ではなく「オンリーワン１」の保険会社を目指している。
エーオンジャパン株式会社
エーオンは、リスクマネジメント、保険・再保険仲介、人事・経営コンサルティング、及び特殊 な保険アンダーライティング等の分野にて最先端のサービスを提供している。エーオンは、全世界 120 カ国以上に 500 カ所以上の拠点を置き、世界各地に約 3 万 8000 人のスタッフを擁する。日本ではエーオンジャパンが、国内マーケットだけでは到底実現不可能と思えるようなお客様のニーズに対して、このグローバルネットワークを活用することで、これらの分野において最適なソリューションを提供する体制を整えている。